社労士の試験合格して、未経験で独立・開業する場合、さすがに成功するのは難しい。成功するためには、あなたと同じく独立する人を探す必要があります。
社会保険労務士の試験に合格した。
すぐに未経験で開業。
さすがに、それだけでは成功するのは難しいです。
社長さんもバカじゃない
仕事を発注してくれる社長さんもバカじゃないです。
日々ご自身の業務をこなしながら、人事・労務関連の情報も入手されてます。
取引関係とか業種別組合や商工会仲間など、割と社長同士のネットワークもありますしね。
未経験の社労士さんより、ある部分は詳しいかもしれません。
質問にその場で回答できない社労士を信用するかどうか?
さすがに社労士の試験に受かっているだけに、実務的な手続きは調べればこなせます。
ただ、面と向かって相談されてるときに、答えられないのでは時間作ってもらった意味がないです。
そういう社労士にわざわざお金を払って仕事を頼むか?ですね。
同じ商圏内には、他に長年経営されてる社労士さんがいますし・・・。
なので、全くの未経験と言うのは、かなり不利です。
社労士・未経験のあなたが成功する客層は、これから独立・起業する方
そう考えると、ある程度経営をされてる方を相手にするのは難しいです。
であれば、同じく
これから、独立・起業する方をお客さん
とする方が成功しやすいですね。
起業する方を見つけられるか?という壁はある
ただ、今度は、あなたがこれから起業・お店を出す方を見つけられるか?という問題はあります。
ネット集客だと、割と簡単に接触はできます。
ただ、50代過ぎでその技術を新たに学べるか?というのもあります。
社労士を未経験で開業する場合に成功するには、集客力が必要
社労士を開業するのに、実務が未経験でもなんとかなります。
ただし、成功するには、集客力が必要です。
集客は簡単にはいかないです。
その理由は、先輩社労士さん達が仕事を抑えているからです。
後発者のあなたが、先行者の先輩社労士さん達が抑えてる市場に食い込むには、
戦略が必要
です。
SNSやホームページ・ブログで情報発信程度では、開業資金がすぐに底をつくと思います。
基本、お客さんは1番強いところに申し込む
ホームページやブログで情報発信しても、どうしても他社と比較検討が入ります。
料金が一番の検討項目だと思いますが、価格競争になると、より苦しくなるだけです。
なので、価格競争にならないように、相手との差別化で選んでもらう必要があります。
お客さんが望んでいることは何か?を把握して
その部分で1番になることが必要
です。
未経験だと、どれも1番は無理
長年やってきた業務があれば良いですが、未経験だと、これから経験していく業務も多いと思います。
なので、どれかに絞って1番を目指す必要があります。
その理由は、例えば依頼を検討しているお客さんは、
業務の実績が最大の比較検討項目
だとします。
その場合、「あれもこれも・・・」でやってると、件数の積み上げが出来ません。
そうなると、いつまでも他社に負け続けることになります。
負け続けると余計に件数が積み上がらないので悪循環です。
経営が未経験だと訳も判らずリソースを浪費し勝ち
経営が未経験の社労士さんは、このリソース配分の失敗に陥りがちです。
特化する部分を絞らずに営業をかけていると、廃業まっしぐらです。
これらは、事業を生き残らせてきた経営者では、当たり前に知っている話です。
未経験で開業されるなら、「経営戦略」は、事前に勉強しておくのは必須です。
後発者が勝つための戦略が「ランチェスターの弱者の戦略」
状況的に不利な弱者が、先発で市場を押さえている強者に立ち向かうのに、
「ランチェスターの弱者の戦略」
という戦略があります。
いきなり「弱者の戦略」を全部学ぶのも大変なので、これから社会保険労務士として独立・開業する方向けに、
という入門書があります。
未経験な分野をなるべく減らすために、人事・労務管理、年金や共済の手続きの実務を学びつつ、
で、どうやって
未経験で開業という不利な局面から、成功を収めていくか?
の研究と今後の経営の計画立案をやっていきましょう。
それが、未経験でも社労士として開業し、成功するための必須な事項です。