社労士として独立・開業してる人の年収はどれくらい?2024年版データから見る社会保険労務士の年収の本音と現実
2024年10月15日に、全国社会保険労務士会連合会で「2024年度社労士実態調査」調査結果(速報版)が公開されていました。
開業社労士さん15,251名のアンケート結果です。
年商、平均値は1658万円、中央値は、550万円
「2024年度社労士実態調査」のデータによると、年商の平均値は1658万円です。
ただ中央値は、550万円。
これが開業社労士さんの年収の実態に近い数字じゃないでしょうか?
年商なので、12か月で割ると、月商45万円。
「売上」なので、ここから事務所代、給与計算ソフト代、光熱費などの経費を引くと、月収は30万前後じゃないでしょうか?
月収30万なので12ヵ月だと、開業してる社労士さんの年収は、大体360万円くらいですね。
顧問契約先は、平均33社で、中央値は10社です。
月商が45万円で、顧問契約が10社なので、大体1社あたり、顧問契約料は4.5万円って感じでしょうか?
これが開業してる社会保険労務士の年収の現実です。
社労士の年収をアップするには、顧問契約料を上げる方向じゃないとしんどい
社労士の年収をアップするには、顧問契約先を10社以上増やすよりは、顧問契約料の単価4.5万円を上げた方がいいです。
なぜなら、社会保険労務士は、最初は、個人事業主・フリーランスで1人で事務所開業することになると思います。
そうすると、給与計算が1社10人として、10社あったら100人です。
10人規模の会社やお店だと、勤怠データを取るためにわざわざシステム導入してるところは少ないかも・・・です。
タイムカードの打刻形式のところだと、手打ちしないといけなくなります。
勤務データの入力を間違うと全ての計算がおかしくなるので、1人だと顧問先を増やすのに限界が来ます。
そうするとパートさんを雇うことになりますが、パートさんの給料を払うと、自分の手取りは減少・・・。
なので、安い顧問料で契約先を増やすと、儲からないことになります。
必要なのは顧問先の数ではなくて、顧問料のアップであることがご理解頂けると思います。
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