社労士で、いきなり開業する前に読んでおくべき本。独立前に検討すべき5つの事柄をしっかり知ろう
社労士に限らず、ほぼ何も考えずに、いきなり開業するのは、無謀です。
「何を売るか・どう売るか。独立・起業の成功戦略」
音声CD・2巻+テキスト付き
にも書いてありますが、無計画な独立は、すぐに破綻します。
申し訳ないですが、これは、会社で人事・労務管理していると判らないと思います。
開業社労士になって一番苦労するのは、実務や手続きじゃなくて、
お客づくり
です。
いきなり開業して、成功できるのは、営業経験者
社会保険労務士として、いきなり開業して成功してるのは、大抵、営業経験者ですね。
飛び込み営業の経験があると、ものすごく成功しやすいです。
「営業して売上を作った経験がない」
「内勤ばかりだった」
という方は、よっぽど開業前に準備をしっかりしないと
貯蓄がみるみる減っていく恐怖
を味わうことになります。
「こんなはずじゃなかった」にならないために
いきなり開業は可能ですが、お客がいないと行き詰ります。
なので、開業前には、
どうやってお客を作っていくのか?
を、しっかり研究して検討、計画立案する必要があります。
銀行から借入のため出す事業計画書、経営計画書とはまた別ですね。
お客づくりのための計画書です。
お客づくりのための計画書が必要な理由
開業しても、お客はあちらから来ません。
先に開業している社労士さんが、同じ商圏にいるからです。
また、税理士さんからの紹介で仕事が入ってくるケースが多いです。
もともと付き合いのある社労士さんを選ばず、新人の社会保険労務士に頼むことは考えにくいです。
社労士として開業して、
お客づくりに苦労する
のは、こういった理由です。
なので、このような現状を考えて、
自分はどうやってお客づくりをしていくのか?
を、
事前に計画する
ことが生命線になってきます。
お客づくりのために独立前に研究すべき5つの事柄
社会保険労務士に限らず、
お客づくりで必要なこと
は、
- どんな商品・サービスを
- どの地域の
- どんな人に
- どんな方法で売り
- どうやって再び購入してもらうか?
です。
それぞれについては、
に詳しくかいてありますが、簡単に説明してみたいと思います。
「どんな商品・サービスを」提供するか?
社労士の開業支援サービスなどでは、
「助成金の申請代行を狙え!」
と言われます。
2020年から始まったコロナ禍では様々な助成金がでたので、一大ブームになりました。
でも、ブームは過ぎ去るもの。
1回完結型のお仕事は、続きません。
なので、
定期的に受注に繋がる業務
を中心にする必要があります。
いわゆる商品戦略ですね。
どれを中心にするか?は、自分との相性が大事
中心を
「給与計算」にするのか、
「年金系」にするのか、
「採用支援系」にするのか、
それとも「コンサルティング」にするのか?
は、
- 自分の向き不向き
- 開業を検討している地域の特性
- 開業エリアの競合他社の状況
によって変わるので、ご自身の状況から考えてみて下さい。
「どの地域の」人を検討する
どんな商品を提供するか?によって、事務所を構える地域も変わってきます。
年金系なら、住宅街。
給与系なら、商店街や都市部。
という感じです。
また、先輩社労士さんが入り込んでる商圏で開業は避ける、など、考えることがあります。
社労士のお仕事は、出向く方が多く、来客がくることは殆どないので事務所自体は、自宅でも構わないです。
それより、どこの地域でお客さんづくりをするか?が大事ですね。
いわゆる地域戦略です。
「どんな人に」サービスを提供する?
どんな人にサービスを提供するか?とは、
- どんな業界
- 相手の規模
- どんな社長を相手にするか?
などです。
業界によって慣例が違っていたり、必要な手続きが違っていたりします。
バラバラの業界を選ぶと、いちいち勉強しなおして対応するのが大変です。
どうやって客層を選ぶか?は、ご自身のこれまでの経験などと照らし合わせて考えてみて下さい。
いわゆる客層戦略です。
「どんな方法で売り」にいくか?
どんな方法で売るか?これも検討が大事です。
「商品」や「客層」が決まれば、
その客層に、一番接触しやすいやり方
にする必要があります。
ネットを使わない人向けの商品なのに、ネットで集客しても上手く行きません。
チラシのポスティングの方が効果出たりします。
商品・地域・客層が決まったうえで、最適な営業方法を利用する必要があります。
いわゆる営業戦略です。
「どうやって再び購入してもらうか?」
「どうやって再び購入してもらうか?」これも大事です。
1回だけの売上だと、翌月、また1から売上を積み上げていく必要があります。
これは非常に大変です。
なので、そもそも商品・サービスを決めるときに、
リピートされやすい要素がある内容
にしておく必要があります。
一番わかりやすいのは給与計算です。
が、これはお客さん自身が自分で給与計算ソフトを使うところが増えています。
なので価格競争に陥りやすいです。
リピートされやすい給与計算業務を請けつつ、さらに単価上乗せできることを考える必要があります。
これは、顧客維持戦略です。
開業とは、経営者になることです。
開業とは社労士事務所を開設することではなく、
経営者になること
です。
社会保険労務士として、いきなり開業する前に、
必ず経営を勉強
してください。
5つの事柄を考えずに開業すると、仕事が取れずに悲惨な目にあうのは確実です。
開業に失敗してお金を失う前に、少しでも良いので経営ってどんなことか?に触れて下さい。
先ほど紹介した
「何を売るか・どう売るか。独立・起業の成功戦略」
音声CD・2巻+テキスト付き
と
は、初心者にもわかりやすく、何をすればよいのか?が解説されています。
ぜひ、手に取ってみてください。
開業しなくても、読んで損はありません。
ココから社労士の独立・開業に役立つ「「何を売るか・どう売るか。独立・起業の成功戦略」と「独立を考えたら読む本」を申し込むとお得です。