飲食店を例に「1位を目指せ!」とは、どういう意味か?開業融資をもらう前に考えること
飲食店の開業・起業セミナーなどに行くと、必ずと良いほど
「1位になりましょう」
「差別化しましょう」
「ユニコーン商品をつくりましょう」
って言われます。
それって、何を言ってるのか?というと、
競合と比較して、最終的に選ばれる商品、サービスを提供しましょう
ということです。
競合ってのは、ライバル店だけじゃなくて、代替品も含めて、ですね。
「選ばれる」ってどいういうことか?
で、選ばれるってどいういうことか?です。
例えば飲食店の場合、
何か良いことがあったときに使われるお店にしたい
というコンセプトがあるとします。
で、お客さんに良いことがありました。
「今日、融資が通ってん!やった!これから頑張るぞ!」
「えー、おめでとう、どっかでお祝いする?」
「そやなー、お寿司でも食べにいこうか!」
・・・あれ?
時を戻しましょう(笑)
「今日、融資が通ってん!やった!これから頑張るぞ!」
「えー、おめでとう、どっかでお祝いする?」
「そやなー、ステーキでもいこか!」
・・・あれ?あれ?
あなたのお店が「イタリアンのお店」だった場合、
ちゃんと事前に準備してないと、
今のままでは、お客さんは、
あなたのお店にたどり着かない
んですよね。
言ってる意味わかりますか?
コンセプトを決めたのであれば、それに沿って運営しないといけない
お客さんにおめでたいことがあって、どっかに外食に!となった場合、
あなたのお店を選んでもらう
には、【全部】それに沿って仕組みを作っておかないとなんですよねー。
- 店名
- 内装
- メニュー
- 情報発信の内容
- 接客
- アフターフォロー
これらが、すべて
おめでたいことを祝う店
というコンセプトにそって組み立てられているか?です。
最初から、あれこれ狙うと全部中途半端になる
で、最初から
- 女子会
- お店、企業の宴会
- 男性が飲みに来るお店
などなど、あれこれ狙うと、
全部中途半端で、選ばれにくいお店
または、
より特化してるライバル店に客とられるお店
になっちゃいます。
新規事業は儲かるまでの期間が長くなりがち
今までの客層と違う業界・客層を狙うのは、
新規事業を始めるくらいの投資
が必要になります。
新規事業って、なかなか儲からないし、儲かるまで時間が掛かります。
なので、まずは、儲けの源泉を獲得・維持・拡大してから、別の業界・客層を狙う方がいいですかねー。
1位になるまでは、油断せずに
○○で使ってもらうお店、と決めたのであれば、
本当にお客さんが選んでくれる状態
になるまでは、油断は禁物ですねー。
自分もそうですが、
上手くいくやろ、なんとかなるやろ
と、ついつい始めちゃいます。
が、実際は、やっぱり色々難しいし、上手く行かないことも多いし、その期間も長いです。
なので、パワーをあれこれ分散させるよりは、
まずは、1つの分野で1位を作る
ことを必死でやった方が良いと思います。
(ふじい@ま、言うは易し、行うは難しですな。
自分もまだまだ1位づくりがちゃんとできてないので、コツコツ頑張っていきたいと思います。
これから、独立・開業して、飲食店で経営をされる方は、
がお勧めです。
この投稿も、こちらで勉強した話がベースになってます。)